2012年7月4日水曜日

2012年上半期ベストアルバム

今年も半分終わっちゃった~><とりあえず上半期の20枚だよ~.。.:*・゜゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。

解説その他リリースに絡んだものは今回抜いておきました
(いずれも内容は超最高なので、ぜひ手にとって聞いてみてください)。


アルバム名に各作品のリード・トラック or 自分が好きな曲 or bamdcampのリンクを貼ってあります。
本当は一言コメントもあればいいんでしょうが、20枚ぶん一度に書くのは大変なので
気の利いた日本語記事のリンクも添えておきます。ごめんあそばせ。



1.The Chap / We Are Nobody →[記事]
揺れる脂肪で視覚的効果を生みだすこのMVに顕著な、一筋縄でいかない悪意をふりまいてきた彼ら。かたやこの新譜は、これまでの作風からは信じられない失語症的な虚無感に包まれていたのであった。スティーリー・ダン経由の端正なソング・ライティング、淡々と重ねられるグルーヴィーな演奏。目を惹くコンドーム・ジャケは冷ややかで無機質なシンセ音の肌触りと、絶望的に生きづらい現代への去勢不安(言いたいことも言えないこんな世の中じゃ…)の象徴だ。UKメタポップ・シーンにおけるひとつの到達点。2012年のアルミナム・グループ。Gotyeも大のお気に入り。



2.Hoodie Allen / All American

Jhameelと共演&高速ラップ!ミックステープで火がつき、 普段ヒップホップに縁がなさそうなリスナーを中心に支持層を拡大している元Google勤務のインテリ新鋭。本作はiTunesチャートで一時ニッキー・ミナージュをも追い抜き、ビルボードでも初登場10位。過去にはマリーナ・アンド・ザ・ダイアモンズなどをサンプリングしており、トラックはインディ・ロックとの親和性が高い。







3.Maya Vik /Château Faux-Coupe [記事]













4.Kishi Bashi / 151a →[記事]














5.Saint Etienne / Words And Music By Saint Etienne

音楽原体験を描いた歌詞が泣ける一曲目や若手リミキサー陣からのリスペクトっぷりなど、時代の要請もあっての感動的な復活作はベテランから届いたポップ殉死宣言。





6.La Sera / Sees the Light →[記事]

一番素晴らしかったのはディスクユニオンの購入特典だが、ヴィヴィアン・ガールズ本体を含めてもケイティの最高傑作だと個人的には思います。ドラムがまたよいのだよな。









7.Jenny Owen Youngs / An Unwavering Band Of Light

イングリッド・マイケルソン、ベス・ロジャースらとニューヨーク州立大学パーチェス校繋がりで交友も深い(同じく同校出身のレジーナ・スペクターのサポートも務めた)女性SSWの三作目。前作でのパワフルなバンド・サウンドにさらに磨きがかかり、持ち味の泣きメロも一層冴え渡っている。2曲目最高!







8.Regina Spektor / What We Saw From The Cheap Seat [記事]













9.Norah Jones / Little Broken Hearts [記事]













10.First Aid Kit / The Lion's Roar [記事]













11.Chloë Sunshine / Indian Summer

正確には昨年12月15日リリースだが、あまりに出来がよくてキュートなのでランクイン。多幸感あふれて甘酸っぱいカリフォルニア・ポップ。オレはベスト・コーストより断然コッチ派。









12.Hot Chip / In Our Heads

先日のライヴはアゲアゲ♂でちょー最高だったが、このアルバムで素晴らしいのはそこでは披露されなかったメロウでビートリーなナンバー。モロにトッド・ラングレン「友達でいさせて」な「Now There Is Nothing」、ギャング・ギャング・ダンスのリジーとのデュエット「Always Been Your Love」あたりは何度聴いてもウットリ。アレクシスはソロ名義でもアバウト・グループでもいいので、一度カッチリ作り込んだSSW作品をつくってほしい。





13.fun. / Some Night

もはや西城秀樹の顔しか浮かばない伝説の作品。例の名曲はJhameelもカヴァーしている。










14.Hospitality / Hospitality [記事]

旧友を歌った「Betty Wang」の歌詞がウルっとくる。洒脱。











15.Bright Moments / Natives

Beirutのメンバー(ラッパ担当)でもあるKelly Prattのソロ作。これを渋レコメンしてたのはたしかに渋いというか、さすがルアカ・バップというか。









16.Marthas & Arthurs / The Hit World Of... Marthas & Arthurs [記事]

CDを注文したら手書きメッセージも封入されてました。LOVE!










17.Here We Go Magic / A Different Ship [記事]

世の中には近年のレディオヘッドがまるで響かなくても、ペイヴメントの最高傑作は『Terror Twilight』で、ベックの『Sea Change』やエールの『Walkie Talkie』に今でも夢中な人間が相当数いるはず。このアルバムも神ナイジェル炸裂。








18.Hunx / Hairdresser Blues [記事]

「Do You Remember Being a Roller?」は曲名どおりベイシティローラーズ賛歌であり、ニック・ロウのいたタータン・ホード「憧れのベイ・シティ・ローラーズ」の伝統も踏襲しているとのこと。すばらしい!








19.Alex Tedesco / Pretty Lies

基本は太く重い声を軸にしたサイケ・フォークだが、随所に挿入されるノイズやエフェクトがいちいち過剰。たぶんThis Heatとかも好きなんだろう。Xiu Xiuやダープロが大人になっていく姿に一抹の寂しさを覚えた人向け。ちなみにフリーDL作品








20.Sophia Knapp / Into the Waves [記事]

これもフリートウッド・マック臭全開な作品。アルバム通しての平板さが逆にクセになる。



※おまけ

★邦楽で5選















・タニザワトモフミ / 何重人格
・ventla / anti-vivant
・転校生 / 転校生
・Doit Science / Information
・みみみ / もしもニアンファミリーズが一人なら



★アルバム全体はちょっと…だけど曲単位で好きだったの3つ